雫井脩介による「クローズド・ノート」
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■ クローズド・ノート 〜雫井脩介 
 
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  クローズド・ノート

 2007年9月に映画化された作品
 + クローズド・ノート 〜雫井脩介(しずくい しゅうすけ)
 ジャンル : ラブ・ストーリー
 出版社 : 角川書店
 初版刊行 : 2008年06月25日
 お薦め度 : ★★★★★

 + あらすじ
 堀井香恵は、文具店でのアルバイトと音楽サークルの活動に勤しむ、ごく普通の大学生だ。友人との関係も良好、アルバイトにもやりがいを感じてはいるが、何か物足りない思いを抱えたまま日々を過ごしている。そんななか、自室のクローゼットで、前の住人が置き忘れたと思しきノートを見つける。興味本位でそのノートを手にする香恵。閉じられたノートが開かれたとき、彼女の平凡な日常は大きく変わりはじめるのだった――。

 + 管理人レビュー
 とても男性が書いたものとは思えないほど、文章全体がやわらかいタッチで描かれています。読みやすいです。身構えることなく素直に読むことができる文章力を感じます。
 急上昇、急降下はなく、全体としてほのぼのとした現代の女子学生を表現したストーリーという印象です。中盤くらいからラストが見え隠れするのですが、わかっていても涙腺がゆるんでしまうのはさすが。


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