東野圭吾による「聖女の救済」
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■ 聖女の救済 〜東野圭吾 
 
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  聖女の救済

 それは愛情によって救われていた命
 + 聖女の救済 〜東野圭吾
 ジャンル : ミステリ
 出版社 : 文藝春秋
 初版刊行 : 2008年10月25日
 お薦め度 : ★★★★★

 + あらすじ
 男が自宅で毒殺されたとき、離婚を切り出されていたその妻には鉄壁のアリバイがあった。草薙刑事は美貌の妻に魅かれ、毒物混入方法は不明のまま。湯川が推理した真相は――虚数解。理論的に考えられても、現実的にはありえない。完全犯罪とも思われるその虚数解とは。

 + 管理人レビュー
 映画、容疑者Xの献身が大ヒット。ガリレオの苦悩との同時出版で、満を持して登場したガリレオ・シリーズの続編。容疑者Xの献身と同様、科学的な要素はほぼなく、人間ドラマで構成されたストーリー。確かに、この『虚数解』は現実的にはありえないです。少なくとも自分にはできないですね。今回は内海刑事よりも草薙刑事の方が活躍・・・というか登場します。途中、草薙刑事のやっていることに意味があるのだろうか?というくらい細かい描写が多かったのですが、今回の作品で草薙刑事の凄さが際立ったような印象を受けました。

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