東野圭吾の傑作ミステリー小説「分身」
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■ 分身 〜東野圭吾 
 
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  分身

 二人の結末は―
東野圭吾/分身
 + 宿命 〜東野圭吾
 ジャンル : ミステリ
 出版社 : 集英社文庫
 初版刊行 : 1996年9月25日
 お薦め度 : ★★★★★

 + あらすじ
 函館市生まれの氏家鞠子は18歳。札幌の大学に通っている。最近、自分にそっくりな女性がテレビ出演していたと聞いた――。小林双葉は東京の女子大生で20歳。アマチュアバンドの歌手だが、なぜか母親からテレビ出演を禁止される。鞠子と双葉、この二人を結ぶものは何か?現代医学の危険な領域を描くサスペンス長篇。

 + 管理人レビュー
 高度な医学技術が生み出す悲劇を、現実感あふれるタッチで描けている作品だと思います。鞠子の章と双葉の章をそれぞれ交互に読むという形で物語は進んでいきます。管理人的には結末があまりスッキリしませんでしたが、それは読む人によって評価が別れると思います。ただ読み始めると、分身の世界に引き込まれ、とまらなくなる作品だと言えます。

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