東野圭吾による「ガリレオの苦悩」
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■ ガリレオの苦悩 〜東野圭吾 
 
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  ガリレオの苦悩

 ガリレオ・シリーズの続編・短編集
 + ガリレオの苦悩 〜東野圭吾
 ジャンル : ミステリ
 出版社 : 文藝春秋
 初版刊行 : 2008年10月25日
 お薦め度 : ★★★★★

 + あらすじ
 落下る(おちる)
 アイデアがあるなら試せばいい。価値のない実験なんかない。
 操縦る(あやつる)
 人の心も科学です。とてつもなく奥深い。
 密室る(とじる)
 人間が生み出した謎を解くには、人間のことを知っておく必要がある。
 指標す(しめす)
 神秘的なものを否定するの科学の目的じゃない。
 攪乱す(みだす)
 魔法なんてものは、この世に存在しない。

 + 管理人レビュー
 2007年フジテレビ系列で放送された、福山雅治、柴咲コウ出演のドラマ「ガリレオ」の続編。本作品「ガリレオの苦悩」では、いままでのガリレオ・シリーズでは登場していなかったドラマのオリジナルキャラクター、内海薫(柴咲コウ)が登場。湯川学(福山雅治)、内海薫を中心に物語が展開していく。
 作風がドラマの影響を受けて大きく変わっているように感じます。草薙刑事や湯川学のキャラクターもこんなキャラだったけ?と思うくらい前作までよりも細かい描写が多くなっています。本作品の短編の中でも「操縦る」が100ページほどと長くなっていて、内容も科学的というよりは容疑者Xの献身のような人間ドラマ的でおもしろかったです。


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