東野圭吾による「パラドックス13」
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■ パラドックス13 〜東野圭吾 
 
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  パラドックス13

 運命の13秒
 + パラドックス13 〜東野圭吾
 ジャンル : -
 出版社 : 毎日新聞社
 初版刊行 : 2009年4月1日
 お薦め度 : ★★★★

 + あらすじ
 13時13分からの13秒間、地球は”P-13現象”に襲われるという。何が起こるか、論理数学的に予測不可能。その瞬間――目前に想像を絶する過酷な世界が出現した。なぜ我々だけがここにいるのか。生き延びるにはどうしたらいいのか。いまこの世界の数学的矛盾(パラドックス)を読み解かなければならない。

 + 管理人レビュー
 極限の状態に置かれた人間たちのドラマ。展開として映画化されそうなストーリーだ。ありきたり、とは言わないけれど、東野圭吾っぽくないなぁなんて気もした。でもいままで書いたことのないタイプのストーリーなので、新しいものに挑戦する東野圭吾のあり方として、まぁ納得できる気もする。
 生に執着する久我誠哉(くが せいや)。もっとも一般的であろうタイプの久我冬樹。冬樹の考え方は共感しやすいと感じた。自分だったらこの状態に置かれたらどうするだろうか。きっと冬樹と似たような展開になるんだろな、と思った。


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