東野圭吾による社会派サスペンス「さまよう刃」
 ちょこっと小説レビュー
  
■ さまよう刃 〜東野圭吾 
 
 ちょこっと小説レビュー >> 東野圭吾 >> さまよう刃
  さまよう刃

 正義の刃はどこへ向かえばよいのか。
 + さまよう刃 〜東野圭吾
 ジャンル : 社会派サスペンス
 出版社 : 角川書店
 初版刊行 : 2008年05月25日
 お薦め度 : ★★★★★

 + あらすじ
 長峰の一人娘・絵摩の死体が荒川から発見された。花火大会の帰りに、未成年の少年グループによって蹂躙(じゅうりん)された末の遺棄だった。謎の密告電話によって犯人を知った長峰は、突き動かされるように娘の復讐に乗り出した。犯人の一人を殺害し、さらに逃走する父親を、警察とマスコミが追う。正義とは何か。誰が犯人を裁くのか。世論を巻き込み、事件は予想外の結末を迎迎える――。重く哀しいテーマに挑んだ、心を揺さぶる傑作長篇。

 + 管理人レビュー
 手紙とは逆に被害者側の遺族の立場を表現した作品。本当に同じ立場だったら同じことをするかもしれない。でもどうしたらいいのかわからない。最善の選択とは何だろうか?現代法律の壁と被害者遺族の心理が織り交ぜられ、思わずクソッと思うシーンもありました。東野作品は相変わらず入りがうまい。あっという間に作品の中にひきこまれてしまいます。
 ⇒ 2009年10月10日、寺尾聰、竹ノ内豊、伊東四郎で映画公開決定。>


 ちょこっと小説レビュー >> 東野圭吾 >> さまよう刃 
Copyright (c) 2006 ちょこっと小説レビュー All rights reserved.