東野圭吾の傑作ミステリー小説「鳥人計画」
 ちょこっと小説レビュー
  
■ 鳥人計画 〜東野圭吾 
 
 ちょこっと小説レビュー >> 東野圭吾 >> 鳥人計画
  鳥人計画

 スキーを題材にした衝撃のミステリー
東野圭吾/鳥人計画
 + 鳥人計画 〜東野圭吾
 ジャンル : ミステリ
 出版社 : 角川書店
 初版刊行 : 2003年8月25日
 お薦め度 : ★★★★★

 + あらすじ
 「鳥人」として名を馳せ、日本ジャンプ界を担うエース・楡井(にれい)が毒殺された。捜査が難航する中、警察に届いた一通の手紙。それは楡井のコーチ・峰岸が犯人であることを告げる「密告状」だった。警察に逮捕された峰岸は、留置場の中で推理する。「計画は完璧だった。警察は完全に欺いたつもりだったのに。俺を密告したのは誰なんだ?」警察の捜査と峰岸の推理が進むうちに、恐るべき「計画」の存在が浮かび上がる…。精緻極まる伏線、二転三転する物語。犯人が「密告者=探偵」を推理する、東野ミステリの傑作。 解説:黒田研二

 + 管理人レビュー
 一言でいえば傑作である。おもしろい。小説から引用すれば、「磁石なしに樹海をさまよっているような状況」。解説から引用すれば、「物語の着地点がまったく予想できない」。まさにその通りで、読み手からは物語の終わりが想像できず、読んでいる間ずっと「次はどのような展開になるのだろうか?」という緊張感に包まれた作品だった。379ページというボリュームだったが、一気に読みきってしまった。

 ちょこっと小説レビュー >> 東野圭吾 >> 鳥人計画 
Copyright (c) 2006 ちょこっと小説レビュー All rights reserved.